SHENZHEN PROJECT

深圳プロジェクト

開発許可で加速する深圳WICプロジェクト

完成後の評価額は3,010億円

 

 当社の子会社である深圳皇冠(中国)電子有限公司(以下「皇冠電子」)が 中国・深圳市で取り組んでいる「ワールド・イノベーション・センター(以下「WIC」)」プロジェクトが当局から実質的な開発許可を受け、26年春の着工に向けて加速していきます。本プロジェクトでは日本や欧米などの大手ハイテク企業を誘致し、中国各地の企業や深圳周辺のスタートアップとの協業を通してイノベーション(技術革新)を生み出すことがねらいです。

 

■ハイテク企業集まる深圳に立地

 中国政府から経済特区に指定されてから発展を続ける深圳には、先端技術をもつ企業が集まっています。通信機器のファーウェイや電気自動車のBYD、ドローンのDJI、ITのテンセントなど世界的な企業が本社を置いているほか、世界有数のスタートアップ集積地としても知られています。

 中国政府は、広東省の各都市と香港、マカオを含めた粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)の開発を国家プロジェクトとして進めていますが、深圳はその中心都市のひとつに当たり、今後も成長が期待されています。

 WICが立地するのは深圳中心部、福田区にある皇冠電子の工場跡地のうち、先行して開発が認められた21,991㎡。4路線が乗り入れる地下鉄車公廟駅から約300mの位置にあります。また車公廟駅からは深圳国際空港まで約30分と、交通の便に恵まれています。

 

■「100年建築」に世界200社超が入居

 WICプロジェクトでは、地上250mのオフィスビル2棟と150メートルの住宅棟を建設します。総建築面積は約454千㎡(地下部分を含む)です。設計は、さまざまな建物の設計監理、都市デザインなどを手がけてきた大手の日建設計などが担います。建設に当たっては技術の粋を結集し、長寿命で安心・安全な「100年建築」をめざします。オフィスビルには日米欧など約30カ国のハイテク大手200社超が入居します。

 

■【WICプロジェクトの概要】

アクセス

4路線が乗り入れる地下鉄車公廟駅から約300m

建物用途

オフィス、住宅、商業施設、公共施設など

用地面積

21,991㎡

総建築面積

約454千㎡ (地下部分を含む)

設  計

日建設計、深圳市華陽国際工程設計

 

■豊富な中国経験でビジネス創出

 日中国交正常化から間もない1977年。当社は中国政府から要請を受けて上海でテープレコーダーの製造を始めました。日本企業の中国進出は国交正常化後、初めてのことでした。

 その後、事業拡大に伴い深圳に皇冠電子を設立して工場用地の使用権を取得。この土地がWICの開発予定地です。また中国がWTO(世界貿易機関)に加盟した2000年代には、各地方と協力して日本企業約1,300社の誘致活動に取り組みました。

 当社は30 カ国200社超のWIC入居企業と中国各地の企業とのビジネスマッチングを支援していきます。すでに中国経済の中枢にあたる13省・4直轄市のほとんどの当局者と面会し、協力することに合意しました。深圳周辺のスタートアップと日米欧の企業との間を仲立ちし、共同での開発を進めるなどイノベーションのプラットフォーム役を担う事業を積極的に展開します。

 また24時間365日の生活支援や人材紹介などWICに入居する企業などのサポートも提供します。これまでの中国事業の経験を踏まえ、海外企業の「かゆいところに手が届く」サービスにしていきます。

 

■評価額3,010億円  高い収益性に期待

 WICの入居企業はビジネス支援や質の高いサポートが受けられ、賃料は全体で年間288億円程度になります。また、ビジネスマッチングなどのイノベーション収入は開業当初は年75億円程度になる見込みです。今後もイノベーション事業に力を入れ続け、将来は賃料と同等の水準まで伸ばしていく考えです。

 広東省承認一級不動産鑑定評価会社によると、WIC完成時の不動産評価額は約3,010億円(146億49百万人民元)です。一方で建設・土地費用は約925億円(約45億人民元)になる見込みで、収益性が非常に高いプロジェクトです。当社が使用権をもつ工場跡地の使用権を新たに得る形になるため、土地費用が抑えられています。(文中の円表示は8月7日の東京外国為替市場レート(20.55円/1人民元)により換算したものです)

 今後も開発に向けて、当社は深圳市など関係当局と具体的な協議を続けていきます。さらに詳細な計画の内容やスケジュールなどが固まり次第、順次公表いたします。

以  上

 

プロジェクト情報