MIYAKOSHI

トップメッセージ

宮越ホールディングスグループは2014年、電機機器製造会社から投資会社への転進を決意し、準備を進めてまいりました。投資会社として最初の大型案件が深センプロジェクトです。これは中国・深セン市の中心地にある自社工場用地(12万7000㎡)を再開発し、アジア最大のイノベーション・センターを建設するものです。

投資と輸出主導の成長路線に陰りが見えた中国では、イノベーションを経済成長のエンジンとする新しい政策を掲げ、国を挙げて取り組んでいます。開発予定地のある深セン市福田区は「シリコンバレー(ハイテク)+マンハッタン(金融)」を目指す地区と位置付けられており、政策を総動員した挑戦が始まります。また、5月20日付日本経済新聞一面によると、中国は北京郊外に東京都並みの面積を持つ未来都市「雄安新区」で個人の乗用車の完全自動運転技術と関連インフラを国家総動員ともいえる体制で開発する計画です。一部では研究や実証実験に着手しています。空飛ぶ車も最早、夢物語ではありません。戦後、子供たちが夢見た、力は10万馬力、聴力1000倍、目がサーチライト、ジェット噴射で空を飛ぶ鉄腕アトムの世界すら近未来に見えてきそうです。中国で仕事をしていると、社会的に大変化をもたらすような製品、技術、ノウハウ、制度などを創り出そうとするこうしたイノベーションの大きなうねりを感じます。この動きに加わらないと、巨大な中国の新たな成長から取り残されてしまいます。

我々は中国の政策の一端を担って建設計画を進め完成時には、総床面積70万㎡、中国、日本、欧米からの進出企業500社、技術者・開発者を中心とした就労人口3万5000人超のハイテク・タウンが誕生します。とりわけ中国からは国内のハイテク関係売上高の3割を占める有力250社の進出を見込み、この町のなかでこれら企業と営業商談、技術情報の交換、共同研究などが完結します。中国で最もイノベーション文化が進んでいるといわれる深セン市の中でも最も中核的な施設になると期待されています。

総投資額1200億円を想定していますが、イノベーションの進展で投資価値が高まり、企業価値を飛躍的に向上させることができると考えております。

今後とも総合的な投資会社を目指し、その実現に向け鋭意尽力して参ります。

宮越ホールディングス株式会社
代表取締役会長兼社長
宮越 邦正
2018年5月21日